病院の気になるあんなことや、こんなこと!

病院の初診料はいくらかかる?

"調子が悪くなり、病院へ行くとします。初めて受診するときには初診料が取られます。これはどの病院でも必要です。しかし、初診料は病院によって金額が違っていた過去があることを知っていましたか?

病院は20床以上ある施設を指します。19床以下は診療所と呼ばれます。私は普段風邪をひいたときや発熱した時など、地域の小さな開業医へ行くことが多いですが、これは厳密にいえば「診療所」ですね。

平成18年までは診療所のほうが初診料が高かったのです。病院では2550円だったのに対し、診療所は2740円でした。ちなみに、自己負担3割の人が病院窓口で支払う初診料の金額は、2550円の3割なので765円でした。

しかし、病院と診療所で初診料が違うことはおかしいということで、診療報酬の改正が行われ、初診料が統一化されました。統一化されてからは2700円になっています。

どの病院へ行っても初診料が同じなら、大きな病院で診てもらいたいと思うかもしれませんが、200床以上ある大きな病院では初診料に加え、プラスアルファの費用がかかります。初診料プラス特別料金を徴収できるのです。この特別料金は病院によって金額が異なります。200円ほどの少額のところもあれば5000円もの金額を徴収しているところもあるようです。

大きな病院は診療所では対処しきれない病気の受診に来る人も多くいます。その人たちを診察するために時間を割きたいのに、ちょっとした体調不良で患者さんが押し寄せてくると医師の大部分の時間が取られてしまういます。そのため、特別な料金を初診時に徴収することにすれば、大きな病院に患者さんが押し寄せないでしょう。風邪や腹痛など診療所でも十分治療可能な病気でいちいち大きな病院を受診することがないように予防線を張っているのです。

ちなみに大病院へ行きなさいと診療所から紹介状を持たされることがあります。この場合には特別料金は徴収されませんが、紹介患者加算を支払うことになります。これも病院によって異なりますが、少ないところであれば120円、多いところになれば1200円を支払います。

大きな病院になると診療科が複数あります。複数の診療科を受診し、しかもいずれも初心だった場合は、初診料はどのようになると思いますか?初めの診療科はもちろん100%初診料を徴収されます。2番目の診療科では初診料の半分を徴収されます。3つ目以降は初診料は徴収されることはありません。

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